インタビュー04

株式会社小高ワーカーズベース 代表取締役 和田智行さん

Q 震災前は?
A プログラマーをやっていて 東京のITベンチャーの創業に携わって そこの役員として起業したあとに 2005年にUターンして ずっと遠隔でプログラマーの仕事をしていました 

Q 震災後は?
A しばらくはIT ベンチャーの仕事をやっていたんですが 震災の次の年に全部やめて 創業支援の仕事などをしながら 2014年の5月にいまの事業を立ち上げました 

Q 事業について教えてください
A 大きく分けて3つの事業をやっているのですが 1つは「コワーキングスペースの運営」 南相馬市からの委託を受けてやっているのですが 仮設スーパー「東町エンガワ商店の運営 「HRIOランプワークファクトリー小高」という ガラスアクセサリーの工房の運営 

Q 原動力は?
A この地域の住民がいなくなった状態から もう1回ゼロベースで新しいコミュニティ(町)をつくる そういうことができる地域なので そこが面白いところですね 他にそういう地域はないし どこか別の地域でやろうとしても 住民全員追い出すわけにはいかないじゃないですか 「日本」っていう物もサービスもあふれていて さまざまなバックアップが得られる環境で ゼロからの町づくりをするというは 途上国に行って町づくりするのとはわけが違くって これから目指すべき未来を 指し示すようなモデルを作れる可能性がある この30代、40代っていう脂がのった時期を そこを目指すっていうところに命をつかえるっていうのは 自分がやらないで誰がやるのっていう、小高の出身として そういう思いですね